『四十路の恋、はじまっちゃいました。』 [読み物・作品]
■映像表現として(シナリオ)
■200字x2枚
■身辺雑記
という課題で。
身辺を書いても面白くないので( ´▽`)
もちろん課題は無視して創作です。
四十路でもないし♯
CMのイメージで。
2012.04.21 作:岡野陽平
~~~~~~~~
『四十路の恋、はじまっちゃいました。』
人物
堀内和広(41) 会社員
春日美紗(27) その同僚
◯駅のホーム
電車待ちのサラリーマンの列の中に、堀内和広(41)も立っている。手に本を開いて、読んでいる。
本の中身は簡易な英文と和訳、挿絵。
堀内は本を見つめながら、小声で、
堀内「ソウ、ハウ、ハブユー、ビーン」
突然、堀内の後ろから春日美紗(27)が顔を出して、本を覗き込みながら、
美紗「お疲れ様です!」
堀内は慌てて本を閉じ、美紗を見る。
美紗は堀内に好奇の目を向け、流暢に
美紗「スタディイン、イングリッシュ?」(Studying English?)
驚いて応えられない堀内に、美紗が、
美紗「ザッツナイス。ドゥ、ユアベスト!」(That's nice. Do your best!)
言い終わるや美紗は、後ろに来ていた反対方面への電車に飛び乗る。
発車する電車のドア窓から、美紗が笑顔で、小さく手を振る。
堀内は方然と、電車を見送り続ける。
■200字x2枚
■身辺雑記
という課題で。
身辺を書いても面白くないので( ´▽`)
もちろん課題は無視して創作です。
四十路でもないし♯
CMのイメージで。
2012.04.21 作:岡野陽平
~~~~~~~~
『四十路の恋、はじまっちゃいました。』
人物
堀内和広(41) 会社員
春日美紗(27) その同僚
◯駅のホーム
電車待ちのサラリーマンの列の中に、堀内和広(41)も立っている。手に本を開いて、読んでいる。
本の中身は簡易な英文と和訳、挿絵。
堀内は本を見つめながら、小声で、
堀内「ソウ、ハウ、ハブユー、ビーン」
突然、堀内の後ろから春日美紗(27)が顔を出して、本を覗き込みながら、
美紗「お疲れ様です!」
堀内は慌てて本を閉じ、美紗を見る。
美紗は堀内に好奇の目を向け、流暢に
美紗「スタディイン、イングリッシュ?」(Studying English?)
驚いて応えられない堀内に、美紗が、
美紗「ザッツナイス。ドゥ、ユアベスト!」(That's nice. Do your best!)
言い終わるや美紗は、後ろに来ていた反対方面への電車に飛び乗る。
発車する電車のドア窓から、美紗が笑顔で、小さく手を振る。
堀内は方然と、電車を見送り続ける。
『花も散るらむ、美しく。』 [読み物・作品]
■映像表現として(シナリオ)
■200字x3枚
■迷ってる人
という課題で。
やはりCMのイメージで。
「そこに迷って、そこには迷わないのね」なんて
思ってもらえると良いかな~。
2012.04.28 作:岡野陽平
~~~~~~~~~~~
『花も散るらむ、美しく。』
人物
レイラ・マクレガー(29) アパレル業界人
◯アパートの一室
一人暮らしの女性の部屋。
椅子の上につま先立ちする女性の足。
レイラ・マクレガー(29)が首吊りの縄を天井のパイプに掛け、準備が整う。
前方の鏡に輪が映る。その輪にレイラが首を通す。泣き腫らした目に、濃いクマ。髪はボサボサ。レイラは鏡に映る自分と目が合い、ショックを受ける。
クローゼットを漁り出すレイラ。服を投げ散らかす。
2着のワンピースを選び出し、左右の手に一着ずつ持って大きな姿見の前で合わせる。一つはピンクの可愛いフリル付き、一つは紺色で大人びたドレス風。どちらを着るか迷っている。
紺色のワンピースを着たレイラが髪をとかす。
レイラが鏡の前で化粧をする。下地。
マスカラをたっぷり付ける。
真紅の口紅を塗る。
着替えも化粧もバッチリのレイラが姿見の前でセクシーなポーズを取る。自分でも満足の表情。
再び首吊りのロープ前にレイラが立ち、鏡に映る自分にウインク。
椅子に登るレイラの足。
首吊りの縄が重みでしなる。
文字「Enjoy your life at the end★」
■200字x3枚
■迷ってる人
という課題で。
やはりCMのイメージで。
「そこに迷って、そこには迷わないのね」なんて
思ってもらえると良いかな~。
2012.04.28 作:岡野陽平
~~~~~~~~~~~
『花も散るらむ、美しく。』
人物
レイラ・マクレガー(29) アパレル業界人
◯アパートの一室
一人暮らしの女性の部屋。
椅子の上につま先立ちする女性の足。
レイラ・マクレガー(29)が首吊りの縄を天井のパイプに掛け、準備が整う。
前方の鏡に輪が映る。その輪にレイラが首を通す。泣き腫らした目に、濃いクマ。髪はボサボサ。レイラは鏡に映る自分と目が合い、ショックを受ける。
クローゼットを漁り出すレイラ。服を投げ散らかす。
2着のワンピースを選び出し、左右の手に一着ずつ持って大きな姿見の前で合わせる。一つはピンクの可愛いフリル付き、一つは紺色で大人びたドレス風。どちらを着るか迷っている。
紺色のワンピースを着たレイラが髪をとかす。
レイラが鏡の前で化粧をする。下地。
マスカラをたっぷり付ける。
真紅の口紅を塗る。
着替えも化粧もバッチリのレイラが姿見の前でセクシーなポーズを取る。自分でも満足の表情。
再び首吊りのロープ前にレイラが立ち、鏡に映る自分にウインク。
椅子に登るレイラの足。
首吊りの縄が重みでしなる。
文字「Enjoy your life at the end★」
『中東の小さな尊厳』 [読み物・作品]
■映像表現として(シナリオ)
■200字x4枚
■イライラする人
という課題で。
映画やドラマのオープニングのようなイメージで。
2012.05.12 作:岡野陽平
~~~~~~~~
『中東の小さな尊厳』
人物
フェルファト・セネル(52) 大臣付きの事務官
ハシム・エルゲン(24) 新人の事務官
◯大臣事務官室
高級なカーペットや書棚。窓の外は緑豊かな庭。静謐。
フェルファト・セネル(52)が盆に書状の山を載せて来て、長机に置く。
盆は脇によけて、椅子に座る。
セネル「1979年度、医師免許状。2482名」
大型の印鑑を朱肉に浸けて、書状の末尾、大臣名の横に丁寧に押す。
◯大臣事務官室(朝)
セネルと、緊張した面持ちのハシム・エルゲン(24)が立っている。
エルゲン「今日からよろしくお願いします!」
セネル「うん。ここには多くの仕事があり、これから君に少しずつ覚えてもらうわけですが、その基本として覚えておいてもらいたいのは、我々の仕事は全て、その一つ一つが、大臣をお助けするためのものだ、ということです」
エルゲン「はい」
セネル「では、まず、ここで最も重要で、尊厳のある仕事から始めましょう」
セネルは長机に2セット用意してある書状と印鑑を示し、二人は座る。
エルゲンは書状の山を見ながら、予想される単純作業に期待をしぼませ、
エルゲン「これ全部に、印を押すのですか?」
セネルは明瞭に、おだやかに、
セネル「そうです。・・・1979年度、薬剤師免許状。4995名」
セネルが丁寧に印を押す。
エルゲンがそれを見て、同様に印を押す。しかし、どうも雑。
セネルがチラリと見る。眉間にしわ。
エルゲンはどんどん押していく。
セネルの眉間のしわが深まっていき、
セネル「待ちなさい」
エルゲンは手を止める。
■200字x4枚
■イライラする人
という課題で。
映画やドラマのオープニングのようなイメージで。
2012.05.12 作:岡野陽平
~~~~~~~~
『中東の小さな尊厳』
人物
フェルファト・セネル(52) 大臣付きの事務官
ハシム・エルゲン(24) 新人の事務官
◯大臣事務官室
高級なカーペットや書棚。窓の外は緑豊かな庭。静謐。
フェルファト・セネル(52)が盆に書状の山を載せて来て、長机に置く。
盆は脇によけて、椅子に座る。
セネル「1979年度、医師免許状。2482名」
大型の印鑑を朱肉に浸けて、書状の末尾、大臣名の横に丁寧に押す。
◯大臣事務官室(朝)
セネルと、緊張した面持ちのハシム・エルゲン(24)が立っている。
エルゲン「今日からよろしくお願いします!」
セネル「うん。ここには多くの仕事があり、これから君に少しずつ覚えてもらうわけですが、その基本として覚えておいてもらいたいのは、我々の仕事は全て、その一つ一つが、大臣をお助けするためのものだ、ということです」
エルゲン「はい」
セネル「では、まず、ここで最も重要で、尊厳のある仕事から始めましょう」
セネルは長机に2セット用意してある書状と印鑑を示し、二人は座る。
エルゲンは書状の山を見ながら、予想される単純作業に期待をしぼませ、
エルゲン「これ全部に、印を押すのですか?」
セネルは明瞭に、おだやかに、
セネル「そうです。・・・1979年度、薬剤師免許状。4995名」
セネルが丁寧に印を押す。
エルゲンがそれを見て、同様に印を押す。しかし、どうも雑。
セネルがチラリと見る。眉間にしわ。
エルゲンはどんどん押していく。
セネルの眉間のしわが深まっていき、
セネル「待ちなさい」
エルゲンは手を止める。