『少し未来の自分』 [読み物・作品]
2014年 納涼演劇祭にて上演。
一人芝居 作:岡野陽平
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『少し未来の自分』
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕はね、明日の君なんだ。
いや、僕には明日がなかったのだから、今日の君、なんだろうか。
話が唐突かもしれない。(共に歩き出す)
でも、未来の自分が過去の自分に会いに行く、
そこには理由は一つしかないと思わないか?
そう、「未来を変えたい」
これから君は信じられない出来事に遭遇する。
いや、とんでもない女に出会う。
そいつのせいで、僕には明日が来なかった。
あ、心配はいらない。死んじゃいない。生きてるよ。この通り!
あ!おい!前!電信柱!
あ!!
(ほら、僕の言うことを聞かないから。)
前見ろってー。バカなの?
お、怒るなよ。
危ない!(さえぎる)
うんこ!犬のうんこ!(足もとを指差して)
ほ。良かった。踏まなくて。
いや、そんな、良いよ、大したことじゃないよ。
土下座までしなくていいって。
うんこの隣で土下座するなって。危ないだろ。
な、ほら、立って。
ウンコ踏んだって、電車で周りの乗客からあからさまに避けられるだけだから。それだけだから。
これから君に起こることとは全く関係がないことだからさ。
でも、これで僕の言うことを信じてくれただろ?
話を本題に戻そう。
君は今日、もの凄い、美人で、グラマーな女性に声をかけられる。
どれくらい?どれぐらいって??(胸?)
・・・F?
もんだか? はい、もみました。ちょっとだけ♪
いや、待て待て!!
あのな、交換条件だったんだよ。
そう、交換条件。
そのたったちょっと、ちょっとXXX(もみっ)ってしたら、
とんでもないことになったんだ!
だから行くな!
うそじゃないって。うそじゃないって!
確かめなくっていいって!!
行くなーーーー!
(走り出す)
まてーーー!
無理だ!自分自身に追いつけるはずがない!
お互い同じ速さだから。。。この距離はずっと・・・
!! なぜだ! 離されていく!
速い!!なんなのあの速さ!?
そんなに揉みたいか!!
ダメだ。。。はぁはぁ。
あいつ、めっちゃ速いな。
ヒトって、夢のためには120%の力が出せるんだね。
仕方ない。女に出会う前に防ぐのは、諦めよう。
あいつは偶然の出会いを求めて、ただ闇雲に走ってるだけ。
僕は、現場へ先回りだ。
(そして現場)
待て!
こいつだ。この女だ。この女は信じちゃならん。
ご覧の通りのすごい美女で、グラマーだが、
こいつはイカレた科学者だ。
自分で作ったタイムホールの実験台を探してるんだ!
おい、この詐欺女!!
(バキ!!=自分に殴られる)
お前・・・僕だろ!僕が僕を殴るの?
自分で自分を裏切るの?
え、自分の心に素直に従っただけ?
お前のはただの下心だろ!
(ドカ!=自分に腹を蹴られる)グゥ!
やめろ・・・。耳を貸すな。
その実験のモルモットにされるだけだ。
やめろ!!
もむなーーーー!!!! 揉んじゃダメだ!!!
あぁ、バカ!このどスケベ野郎!
やめろ! タイムホールなんて嘘だ!
いや、それは嘘じゃなかったけど。
だから!とんでもないことになるからやめろ!
やめろーーーーー!!
(自分の腕を掴む)
(その瞬間に、タイムホールが!!)
!あーーーー!
(とめようとして巻き込まれ)
(二人とも飛ばされる)
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕の隣にいるのも、僕だ。
(暗転)
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕の周りにいるのも、みーんな僕だ。
(おわり)
一人芝居 作:岡野陽平
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『少し未来の自分』
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕はね、明日の君なんだ。
いや、僕には明日がなかったのだから、今日の君、なんだろうか。
話が唐突かもしれない。(共に歩き出す)
でも、未来の自分が過去の自分に会いに行く、
そこには理由は一つしかないと思わないか?
そう、「未来を変えたい」
これから君は信じられない出来事に遭遇する。
いや、とんでもない女に出会う。
そいつのせいで、僕には明日が来なかった。
あ、心配はいらない。死んじゃいない。生きてるよ。この通り!
あ!おい!前!電信柱!
あ!!
(ほら、僕の言うことを聞かないから。)
前見ろってー。バカなの?
お、怒るなよ。
危ない!(さえぎる)
うんこ!犬のうんこ!(足もとを指差して)
ほ。良かった。踏まなくて。
いや、そんな、良いよ、大したことじゃないよ。
土下座までしなくていいって。
うんこの隣で土下座するなって。危ないだろ。
な、ほら、立って。
ウンコ踏んだって、電車で周りの乗客からあからさまに避けられるだけだから。それだけだから。
これから君に起こることとは全く関係がないことだからさ。
でも、これで僕の言うことを信じてくれただろ?
話を本題に戻そう。
君は今日、もの凄い、美人で、グラマーな女性に声をかけられる。
どれくらい?どれぐらいって??(胸?)
・・・F?
もんだか? はい、もみました。ちょっとだけ♪
いや、待て待て!!
あのな、交換条件だったんだよ。
そう、交換条件。
そのたったちょっと、ちょっとXXX(もみっ)ってしたら、
とんでもないことになったんだ!
だから行くな!
うそじゃないって。うそじゃないって!
確かめなくっていいって!!
行くなーーーー!
(走り出す)
まてーーー!
無理だ!自分自身に追いつけるはずがない!
お互い同じ速さだから。。。この距離はずっと・・・
!! なぜだ! 離されていく!
速い!!なんなのあの速さ!?
そんなに揉みたいか!!
ダメだ。。。はぁはぁ。
あいつ、めっちゃ速いな。
ヒトって、夢のためには120%の力が出せるんだね。
仕方ない。女に出会う前に防ぐのは、諦めよう。
あいつは偶然の出会いを求めて、ただ闇雲に走ってるだけ。
僕は、現場へ先回りだ。
(そして現場)
待て!
こいつだ。この女だ。この女は信じちゃならん。
ご覧の通りのすごい美女で、グラマーだが、
こいつはイカレた科学者だ。
自分で作ったタイムホールの実験台を探してるんだ!
おい、この詐欺女!!
(バキ!!=自分に殴られる)
お前・・・僕だろ!僕が僕を殴るの?
自分で自分を裏切るの?
え、自分の心に素直に従っただけ?
お前のはただの下心だろ!
(ドカ!=自分に腹を蹴られる)グゥ!
やめろ・・・。耳を貸すな。
その実験のモルモットにされるだけだ。
やめろ!!
もむなーーーー!!!! 揉んじゃダメだ!!!
あぁ、バカ!このどスケベ野郎!
やめろ! タイムホールなんて嘘だ!
いや、それは嘘じゃなかったけど。
だから!とんでもないことになるからやめろ!
やめろーーーーー!!
(自分の腕を掴む)
(その瞬間に、タイムホールが!!)
!あーーーー!
(とめようとして巻き込まれ)
(二人とも飛ばされる)
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕の隣にいるのも、僕だ。
(暗転)
やぁボク。あ、落ち着いて!慌てるな。
驚くのも無理は無い。
でも、説明しなくてもこの顔を見たら分かるよな?
僕は君だ。君は僕自身だ。
僕の周りにいるのも、みーんな僕だ。
(おわり)
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