心を探す旅 [all past memories]

4月13日(木)
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あるムーブメントの全体像と
冒頭から流して
シリアスなシーンをいくつか。
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みな演技にとても勢いがある。
迫力が出せる。大きな声が出ている。
稽古序盤としてはとても良いことです。

さて、その先へ進まなくてはいけない。



4月20日(木)
ムーブメントのアイデア創出と、各シーンの稽古。

今回新加入のメンバーもいます。2名。
演劇経験者に対して最初に言うのは「声を作らないこと」
初心者のほうがこれが無いので、実は一歩先に居る。
経験者はここから抜け出ることが出来なくていつまでも上達できない人がいます。

実際これは「日本の演劇」の問題点でもあります。
役者も観客も多くの日本人が「声を作ること」が「正しい」と思い込んでしまっている。
何かしないと何も出来てない気がするんでしょうね。

でもお客さんは無意識にも本当は分かっていて、
表面の演技や過剰な演技ではなく
役と役者がちゃんとリンクした、心のこもった演技が好きです。
心のこもった演技にだけ、感動してくれます。


よんすての演技の目指すところは変わらない。
リアルであること。本気であること。
役を自分と同じ人間として生み出すこと。
感情もある。これまでの人生もあるし未来への期待もある。迷いもあるし、思い込みもある。
だから正解はないけれど、「確かにそこに生きている」ってことが大事。

テンプレートやセオリー、お決まりのパターンで表現するのは絶対にダメ。
そんなのはチープになってしまう。
自分ならどうするか。自分にしか出来ない表現ってなんだろうか。
追求していかなければ役は生まれ出てこない。

だから、よんすてでは役者一人一人がしっかりと考えることを大切にしています。
演出家から一から十まで指示をもらって満足している役者は要りません。

どうしたらその一台詞が言えるか。
自分なら、言えない。
自分とその台詞との差・違いを見つめていくことで
どういう状況、どういう心の流れでその一台詞が生まれたかを
見つけ出すことが出来るでしょう。
これから4ヶ月かけて、心を探す旅をするわけです。



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